寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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コロナ理由の中退1937人

新規感染者数は減少傾向に向かっている…と信じたい昨今。

コロナ禍の学生生徒への影響は甚大です。日経新聞より。

 

www.nikkei.com

 

昨年4~12月に新型コロナウイルスの影響で全国の国公私立大と短大、高等専門学校を中退した学生は1937人で、前年同時期より570人増え、1.4倍になったことが1日、文部科学省の調査で分かった。学生全体に占める割合は0.06%だった。

 

ウィルスの影響、というのをどの範囲で捉えるかによって、

数字は大きく動く可能性もあるかもしれませんが、

やはりこのコロナ禍の影響は決して小さくない、

というのが率直な感想です。

 

ちなみに、コロナの影響による中退の詳しい理由について尋ねたところ、

最多は「学生生活不適応や修学意欲低下」(30.3%)で、

前年同期比10.3ポイントの増加となっています。

続いて「経済的困窮」で、こちらは同8.2ポイント減の19.9%となっています。

文科省は「コロナの長期化に伴い、教員や友人らとの交流が減ったことが

影響した可能性がある」としている、と紹介されていますが、

学生時代は一生の友人、一生の恩師と言える出会いが多い時期でもあり、

数字以上に影響は大きい気がします。

 

また、昨年12月末時点のコロナの影響による休学者は、

前年同時点より1421人増の5855人となっています。

こちらもかなりの数に上っていますね。

 

アフターコロナのことを考えておくべき時期が到来していると思います。

充実した学びの機会の提供について、

改めて各校園でご検討いただければと思います。

 

(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp