都度ご紹介している大卒内定率。
先月公表分を共有させていただきます。日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
文部科学省と厚生労働省は(11月)18日、2023年春に卒業を予定する大学生の10月1日時点の就職内定率は74.1%となり、前年同期比2.9ポイント上昇したと発表した。新型コロナウイルス下で3年目の就職活動にあたり、企業の採用意欲の回復を反映した。
というわけで、内定率は高くなっているようです。
下のグラフを見てもその様子が分かります。
コロナ禍で低下した内定率ですが、今回調査ではコロナ前の
2019年(76.8%)には届かなかったものの、
2008年のリーマン・ショック後では4番目に高い水準だったとのことです。
男女別では、男子が72.7%(前年同期比2.0ポイント上昇)、
女子は75.7%(同4.0ポイント上昇)となっています。
また文理別では、文系が73.5%(同2.7ポイント上昇)
理系が76.6%(同4.0ポイント上昇)となっています。
内定率上昇の要因は企業の採用拡大だ。日本経済新聞社が10月にまとめた調査では主要企業の大卒内定者は22年春入社数と比べ5.7%増えた。コロナ下で控えた採用の反動に加え、ホテルや旅行など非製造業で採用を増やす企業が目立った。
専門家や大学の就職支援担当職員からは、
「コロナ下も3年目になり、企業が経営の不確定要素と捉えなくなった。
これまで採用を抑制していた企業が将来の成長に向けてかじを切っている」
「様々な業界が人手を求めている。売り手市場だ」
といったコメントが寄せられています。
10月1日時点の内定率が上がった要因としては、
こういった採用拡大によるもの以外にも、
企業の選考活動の早期化の影響もありそうですが、
それ以上に売り手市場の現実があるのでしょうね。
進路開拓は、大学生のみならず、子どもたちにとって
成長を遂げる最大の要素と言ってもいいのではないでしょうか。
そして、おそらく各校園には、
進路に関する多くの経営資源が存在していることでしょう。
それぞれの子どもたちが最も飛躍できる進路を実現できるよう、
各校園で力強くご支援をいただければと思います。
(文責:吉田)