高卒者の内定率の速報値です。
とはいえ、先月の記事のご紹介となり恐縮です。
日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
今春卒業予定で就職を希望する高校生の2021年12月末時点の就職内定率は91.4%だったことが(2月)18日、文部科学省の調査で分かった。前年度は新型コロナウイルスの影響で日程が1カ月遅れ単純比較できないが、企業の採用選考解禁から同じ3カ月半後の21年1月末時点と比べると2.0ポイント減で、2カ月前の調査より減少幅は縮まった。
今回の結果につきましては、文科省の担当者は
「公務員試験の結果などが反映されたため」
と分析しているとのことで、今回の内定率は、
コロナ禍前の2019年12月末時点の内定率(92.0%)に迫る水準です。
高校生の進路は、コロナ禍を受け、不振の観光業から
好調な建設・製造業へと進路を変える動きもあるとされています。
さらに、就職希望者は前年度より13,617人減少していることから、
同省担当者は「不振な志望業界を諦め
大学や専門学校に進むケースも増えているのではないか」
と話しているようです。
コロナ禍が就職に与える影響の大きさを感じます。
そしてそのような中、1人1社に制限されていた応募先を
広げる動きも出てきています。同じく日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
大阪労働局と大阪府教育庁は(2月)16日、高校生の就職活動について、9月の選考開始から1人2社の応募を可能にすると発表した。10月末まで1人1社に制限してきた現行ルールを2022年度から一部見直し、ミスマッチによる早期離職を防ぐ。最初から併願を認めるのは大都市圏で初めて。
このことが就職活動や学校生活にどのような影響を及ぼすか、
現時点でそのすべてを正確に把握することは難しいのですが、
高校生にとって、進路開拓がより良いものになることを願うばかりです。
(文責:吉田)