少々古い情報ですがご容赦ください。
2020年度の振り返りは重要なテーマのはずです。
日経新聞より。
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文部科学省は(5月)25日、新型コロナウイルス下の学生生活に関する調査結果を公表した。大学生らの6割が2020年度後期の授業について「ほとんどオンラインだった」と回答。半数以上の学生がオンライン授業に満足していると答えたが、友人関係を築けないことへの悩みも目立った。
この調査は2021年3月に実施されたもので、
大学生や大学院生など、計1,744人が回答しています。
2020年度後期の授業形態について聞いたところ、
59.6%が全体の8割以上がオンライン授業だったと回答、
5~8割がオンラインだったという回答も19.9%ありますので、
大学生の約8割がオンライン中心の授業であったことが分かります。
ちなみに、オンライン授業に「満足している」との回答は56.9%で、
不満を持っていた学生(20.6%)を大きく上回りました。
オンライン授業に好意的な意見として、
・「自分の選んだ場所で授業を受けられた」(79.3%)
・「自分のペースで学修できた」(66.1%)
といった回答が多かった一方、
・「友人などと授業を受けられず寂しい」(53.0%)
・「課題が多かった」(49.7%)
といった否定的な見方もあったようです。
友人との関係を深める場としてのキャンパスライフが
失われていることへの残念感は各種調査で明らかになっていると感じます。
都市部を中心に緊急事態宣言が長期化し、
上記のような状況はまだ続いていると考えるのが妥当でしょう。
大学の調査結果ではありますが、
中高でもよく似た課題があるように思います。
改めて学校という場のあり方について、
考えながら先に進んでいきたいものです。
(文責:吉田)