中高生・社会人の留学者数が過去最高、
これは5月8日、株式会社留学ジャーナルが公表した
『留学白書2018』によって明らかになりました。
記事によりますと、
全国5か所の留学ジャーナルカウンセリングセンターに
個別留学相談をした者のデータをまとめたところ、
2017年の小学生から高校生までの留学相談件数は1,670件で、
前年(2016年)の1,495件から175件増加し、前年比11.7%増。
留学ジャーナルによると、留学相談件数は7年連続で上昇している。
とのことです。
また、実際に留学した国は「カナダ」が3年連続で1位となっています。
この記事を見た時に、
「あれ、カナダが留学先1位なの?」と疑問を感じたので、
「平成28年度協定等に基づく日本人学生留学状況調査結果」を調べてみました。
この調査結果によると、国(地域)別日本人留学生数の1位はアメリカ合衆国で、
次いでオーストラリア、カナダと続きます。
出典:平成 28 年度協定等に基づく日本人学生留学状況調査結果
この調査結果をみると、大学間の協定等に基づく留学生数について、
アメリカやオーストラリアといった地域への留学生数の増加もさることながら、
韓国、タイ、台湾といったアジア圏の人気が高まっている事や、
日本人留学生数が6,000人弱増えていることも分かりますね。
この留学者数は、協定等に基づかない留学者数も含めると、9万6,641人となります。
出典:平成 28 年度協定等に基づく日本人学生留学状況調査結果
ここ10年で日本人留学者数は2倍以上に増加しているんですね。
これは2014年にスタートした官民協働海外留学支援制度
「トビタテ!留学JAPAN」日本代表プログラムの影響も多いになるのではないでしょうか。
今年の募集は終了しておりますが、来年に向けた募集が10月頃に予定されています。
人材育成やグローバル教育の観点からもう既に取り組まれている学校も多いと思いますが、今一度、学生の海外留学を検討されてはいかがでしょう。
(文責:長森)