ちょっと面白い記事を見つけました。
業種を問わない経営課題である組織活性化に関するヒントが記された記事です。
ダイヤモンド・オンラインより。
人事でつくることができる仕組み職場活性化への具体的なヒント|ここから始める! ポジティブメンタルヘルス|ダイヤモンド・オンライン
ここで採り上げられているテーマは「メンタルへルスケア」。
この言葉をお聞きになって、どのような印象を持たれますか?
恥ずかしながら私は、精神的に調子を損ねてしまわないように…という、消極的な意味合いで捉えていました。
ですので、この記事が「職場活性化」という表題でありながら、冒頭でメンタルヘルスに言及されていることに違和感を感じてしまったのですが、その問いにもこの記事は応えてくれていました。その箇所を引用します。
職場の人間関係や仕事の質といった業務関連要因が不調と深くかかわる近年の状況で、この「マイナスをゼロに」という対応だけでは、不調の発生を抑えることは難しいことがわかってきました。
むしろ必要なのは、理想や目標の達成に向かって個人や組織を活性化することで、「ゼロからプラスの状態」をめざすことです。それが組織のwell-beingを高め、結果的に不調の発生も抑えられるのです。
なるほど、確かにそうかもしれませんね。
この考え方は、多忙を極める学校現場における健康維持においても、ぜひ意識したいところです。
さてこの記事には組織活性化についてのポイントが「従業員の参画」にあると書かれています。
そしてその理由として
・従業員こそが現場の課題と解決策をよく認識しているから。
・従業員が自ら主体的に職場組織について考えることが集団での目的意識と責任感につながり、当事者意識の醸成と対応の実践につながるから。
・従業員同士が職場環境について本音で語り合うことによってコミュニケーションが活性化し、同僚間のサポートが向上するから。
という3点が挙げられています。
この3点は、現代における事業経営に欠かせない視点だと私は感じます。
近時、経営課題は複雑化する一方であり、顧客のニーズは多様化の一途をたどっています。
そのような中で、経営者あるいは経営陣がすべての経営課題に対して適切な解を見出すことはほぼ不可能と言っていいでしょう。
ではどうするか。
それは、事業の最前線で活躍する人材に、まさに今起こっていることをベースに物事を考え、組み立ててもらうこと。
年長者は経験値の高さでいろいろなことに対応できると思いがちですが、逆に時代の変化を十分に捉えきれずに、過去の材料で現状に対処しようとしてしまうきらいがあります。
この点、現場でバリバリ活躍している方の知恵や感覚は、年長者からすれば物足りなさを感じることもあるでしょうが、それ以上に重要な要素を拾い上げることができるのも否定できない事実ではないでしょうか。
話を広げ過ぎてしまいましたが、今回の記事で採り上げられている職場活性化のヒントは、モチベーションアップということだけでなく、事業そのものの活性化、あるいはひとつのマーケティングとしての効果も期待できるものではないかと思います。
学校もひとつの組織であり、その活性化は非常に重要なテーマです。
それをいかに実現するか、ぜひとも考えてみたいですね。
ちなみに、4月17日開催予定の弊社主催セミナーも組織活性化を意図したものになっております。
ぜひともご期待ください。
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