本日は大阪府の施策についてお届けします。
他の自治体に所在する学校法人の皆様にはご参考程度になってしまいますがご容赦ください。
まずはYOMIURI ONLINEより。
「進学指導特色校」を継続、17年度まで…大阪 : 教育 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
もう1つ、産経ニュースより。
進学強化指定の大阪府立10高校、難関大への実績2割増 - MSN産経ニュース
いずれも進学指導特色校の制度継続に関するニュースです。
記事によりますと、3年前に指定された進学指導特色校=グローバルリーダーズハイスクールについて、このたび成果の検証が行われたとのこと。
その結果、
・東大や京大など最難関大学への10校の進学実績(現役生のみ)
23年度:計534人→25年度:計650人(21.7%増)
うち京都大は127人(前年度比29人増)、神戸大は197人(前年度比28人増)
・各種コンクールの出場数や入賞数、TOEFLのスコアなどを加えた総合評価
10校すべてが10段階中5点以上
だったそうです。
一方で今後の課題として、教育長からは
・生徒の英語を話す力の向上
・進学指導特色校に指定されていない中堅上位校の進学実績の底上げ
などが挙がった、と書かれています。
なお、産経の記事に末尾には
「府教委は今後、こうした取り組みを文理学科だけでなく、10校の普通学科にも広げる方針」と書かれており、この10校は府下におけるエリート校としての地位が確立されようとしているのだと感じました。
ちなみに、対象校の「成績」に関しては、こちらで確認することができます。
大阪府/平成25年度 進学指導特色校(Global Leaders High School)評価審議会
これが果たして公立校の役割なのか、と疑問を感じる施策ではあるのですが、実際に進んでしまっていることですので、各私学としてはやはり自らの強みを活かして教育活動を展開していただくより他ありません。
府が予算を重点配分しているように、各私学も重点施策を明確にし、そこにより多くの経営資源を配分するなどして、メリハリをつけながら学校経営を進めていただきたいと思います。
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