2018年度4月より新学習指導要領への移行措置がスタートするにあたり
個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する株式会社明光ネットワークジャパンは、
全国の公立・私立小学校の教師221名を対象に、
『2020年の教育改革に関する小学校教師の意識調査』を実施しています。
この調査では、小学校の先生方がどのように考えているのか、
期待と不安の入り混じったリアルな意見が寄せられています。
以下、調査資料の抜粋です。
「今後の社会変化に耐える人材を養うために必要」
「何を学ぶか、どのように学ぶかなどがかなり明確化されていると思う」
「オリンピックに向けて、近年の動向にふさわしい」
といった賛成意見や、
「趣旨は賛成であるが、現場では人・準備の時間・設備が不足している」
「時間数など今後考えていかなければならない問題がある」
といった不安に思う声も聞かれています。
また、自由回答の一部には、
・これからの時代は英語力は必須だと思う。
・未来の子ども達に必要なことが盛り込まれている。やっと来たかという感じ。
・時代の要請を取り入れていて良いが、国語の時間は増やして欲しい。やはり国語力は大切。
・これまでの"生きる力"から"生きた力"へつなげる理想的な在り方が説かれているが、時間の確保が厳しくなってきている。
・理想的だが現場がついていくのは大変
・受け止めて実践することが大事
といった意見も寄せられています。
直接指導される先生方にとっては業務負担が大きく増える可能性があるので
さまざまな意見が寄せられていますね。
理想と現実のギャップは確かに大きいように感じます。
働き方改革の一環として
長時間労働の削減や業務効率化を進める動きが広がってきていますが、
まだ道半ばといったところでしょうか。
新たな取り組みがしっかりと実現されるよう
教育改革が実現可能な体制づくりが実行されることを期待しています。
(文責:長森)