本日は文科省HPに掲載された情報を手短にご紹介しましょう。
教員養成部会の「教員の養成・採用・研修の改善に関するワーキンググループ」において取りまとめられたこの論点整理。
記事に付された日付を見ると今年の7月になっています。
が、この情報が文科省メルマガで配信されたのは昨日の夜。
もう少し早かったら先月のセミナーでも扱えたかも…と、少々苦々しく思ってしまいました。
まあ、それはさておき。
ここでは教員の育成について「教職課程」「免許」「採用と育成」の3つに分けて整理されています。
私学自身で考えるべきこととしてはやはり3つ目になるでしょう。
本論点整理では、まさに論点を整理しただけで中身は今後、といった雰囲気が感じられ、かつ肝心の中身も主に免許更新要件としての研修制度の在り方に注力した議論がなされるようですので、個人的にはやや関心が薄まっています。
文科省での議論はどうしても制度面に関するものになってしまうのはやむを得ないのですが…
各私学が教員の成長を図る仕組みを考える際には、自校に合ったものであること、すなわち建学の精神から教育目標に至る学校存立の目的を見据えることがまずは大切です。
そしてコアスキル、つまり人としての基礎力を土台として、役割や職位、職歴等に応じた体系的な研修のしくみを整えるべきだと考えます。