寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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前半国会、狙うは教育 道徳教科化・日本史必修・教委見直し

通常国会が開会し、国会論戦がスタートしましたね。

そしてそれと同時に、教育関連の施策についてのニュースがメディアを賑わせています。

いろいろとネタがある中、まとめになりそうなものはないかと思っていたら、

今朝の朝日新聞にこのような記事が掲載されていました。


前半国会、狙うは教育 道徳教科化・日本史必修・教委見直し 首相の持論、実現へ好機

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今後成立を目指すとして記事に挙がっているのは

教科書検定基準の改定

・小中学校の道徳の教科化

教育委員会制度の見直し(権限を自治体の首長に移す地方教育行政法改正)

・高校日本史の必修化

・改正教育基本法の理念を具体化する教育再生推進法案(仮称)の策定

といった内容。

少々偏ったものとはいえ、これが時の政権の意思であることがはっきりと見て取れます。


日本において、学校教育は誰しもがとおってきた道、と言える分、

誰しもが一家言を持っているものだと私は感じています。

特に、安倍首相は教育施策に思い入れが強いご様子なので、

この記事でも

「大型の国政選挙が当面なく、賛否の分かれる政策でも訴えやすいという背景」

のもと、

「今国会は首相の『肝いり』の法案を通す好機だ」

といったコメントが紹介されています。

成立時期はともかく、現時点での方向性は上記に掲げたようなものになるという

予測をせざるを得ないというのが現実でしょう。


いったん今回のブログではこの事実をお伝えすることにとどめ、

今後この成否を見守っていきたいと思います。

ただ、公私含め、学校は子どもの未来を形成する大切な場ですから、

今回の政権に限らず、時の政権に左右されることのない信念を持って

教育を進めていただきたいと願っています。


(文責:吉田)