ひょっとすると私学では手薄になっているかもしれない、
30代という年代。そんな30代が抱える悩みについて、
記事が挙がっていました。日経新聞より。
(会員限定記事となっております。ご了承ください)
記事冒頭に登場する37歳の企業勤務の男性は、
後輩に仕事を依頼するときの伝え方をAIに尋ね、
それでも求める水準に達しない若手の仕事を自ら引き受け、
帰宅する後輩を横目に見ながら残業、という日々を送っています。
私学でも30代は不足しているかもしれませんが、
世間的にも30代の中堅がいないという課題は大きいようで、
日本経済新聞と日経リサーチが昨年10月に行った読者調査では、
20〜50代に対し、自身の職場で30代が他の世代と比べて足りているか
を聞いたところ、6割近くが足りないとの回答だったそうです。

そして、足りない理由の最多は「過去の新卒採用が少なかった」(33.0%)。
それに続いたのが「途中退社が多かった」(31.6%)。
社会で存在感を示せていないとすればとても心配です。

世代間のギャップが組織運営の課題を生むことは
特に30代だけに限ったことではありませんが、
それでも30代は各種のバックアップが手薄な世代とも言えるようで、
雇用する側からすると一定の配慮が必要であることを
忘れてならないような気がします。
ちなみに、上記調査では30代に求められる役割として
「上司と後輩のコミュニケーションの円滑化」
が約2割を占めていて、期待感が示される一方で、
あるメーカー勤務の35歳女性は
「上司は若手の育成を30代に丸投げ。
でも、自分の仕事や子育てに追われて時間を割けない」
と苦しさを吐露しています。
貴校園では教職員さんの年齢バランスは適切でしょうか。
採用難の中ではありますが、まずは組織全体として
うまくバトンタッチが進んでいくような年齢構成を目指す必要は
あるだろうと感じます。
そのうえで、教職員が抱える問題や課題には
個々にばらつきがあると思いますが、
時代背景を踏まえた世代全体のフォローアップの体制もまた、
長く働いていただくという意味では検討に値するでしょう。
今一度、職場の状況をふりかえってみてはいかがでしょうか。
(文責:吉田)