寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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CBT、8割が検討せず

3日続けて同じアンケートからの話題となります。ご容赦ください。

今日は短めにお届けします。日経新聞より。

 

www.nikkei.com

(会員限定記事となっております。ご了承ください)

 

一昨日、昨日とご紹介してきた同じアンケートで、各大学の学長に

個別入試でCBTを導入する考えがあるかを尋ねたところ、

「既に導入済み」が16校(3%)、

「(導入する考えが)ある」が10校(2%)、

「検討中」が88校(16%)だったそうです。

上記を全部合わせてたったの21%。

裏返して言うなら、8割弱が導入する考えが「ない」ようです…

 

さらに驚いたのは以下の記述です。

個別入試の教科・科目数の今後の見通しについて聞いたところ、「維持する」が6割に上った。「未定」が36%と多かったものの、「減らす」(3%)や「増やす」(2%)は少数派だった。入試で結果を活用する共通テストの教科・科目数の見通しについても、6割が「維持する」と回答。25年度から国立大の入試には「情報」が加わり、原則「6教科8科目」となるが、公立大や私立大では「情報」を課さず、入試科目数を維持する大学が目立った。

 

確かに現状、CBTには課題が多いと言われています。

ネットワーク環境の不具合、不正行為の増加、

そしてそれらの発生に備えるためのコストや再試験の機会確保など、

クリアしなければならないことは紙の試験よりも多いのは事実でしょう。

 

ただ、2025年度大学入学共通テストから教科「情報」が加わり、

プログラミングや情報リテラシーの知識が試されることにもなり、

他教科も含め、今後の社会を想定すればCBTの活用は

避けて通れないのではないか、とも思うのですがいかがでしょうか。

貴校園でもぜひ、未来を見据えた入試制度を整えていただければ

と願っております。

 

(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp