短い記事ですが、しっかり押さえておきたい統計です。
日経新聞より。
(会員限定記事となっております。ご了承ください)
働く人の基本給が上昇している。10月の所定内給与は前年同月比2.7%増と約32年ぶりの高い伸びだった。企業の賃上げ効果に加え、10月から順次、全国で最低賃金が上げられている効果も出た。今後、インフレ率を上回る賃金増が定着するかが焦点となる。
32年ぶり、との記述がありますが、
そうなると私は経験していないですね(苦笑)
1年で2.7%の基本給の増加、というのは世間ではなかなかあり得ないこと、
ということがよく分かります。
ちなみに貴校園の皆様は1年で2.7%の昇給、実現されているでしょうか。
以前からそのくらい上がっていますよ、という校園も少なくないでしょう。
私学の給与は比較的恵まれているケースが多い、
というのはこのあたりからもご理解いただけるのではないでしょうか。
今回ご紹介した統計は、厚生労働省が毎月公表している
「毎月勤労統計」の2024年10月分で、
今月6日の発表時点での速報値が報道されたものです。
調査結果の概要資料は厚労省HPに掲載がありますので
以下リンクを貼っておきますね。
ちなみに、特に上がり方が大きいのがパートタイム労働者です。
最低賃金のアップがちょうど10月からでしたので、
その影響が大きかったようです。
貴校園でもそろそろ次年度の人事を固めていく時期でしょうか。
賃金水準も考慮しながら、労使ともに納得感の高い
労働条件で運営が続けられますようにと願っております。
(文責:吉田)