先週末、第2次補正予算が成立しましたね。
使い道の不透明さには呆れてしまいますが、
財政支援が必要なところに適切に配分がなされることを願いながら、
学校への予算配分についてみておくことにしましょう。
まずは先月末の日経新聞の記事から。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
新型コロナウイルス感染拡大により休校していた学校再開が本格化するのにあわせ、政府は(5月)26日、教員や学習指導員ら8万人超を公立校に増員する方針を固めた。休校中の学習の遅れを補うための授業を増やす一方、感染症対策で分散登校や「2部制」授業に取り組む学校が多く、教員が足りないとの声が上がっていた。
分散登校によって、期せずして少人数学級での運営を迫られるケースも
多い中で、それを管理、指導する人材の確保は必須です。
今回のしくみでは、教員経験者や教員免許のない講師に
臨時の免許を与えて教員として採用することに加え、
授業の補助などにあたる「学習指導員」として
塾講師や大学生、NPO関係者らを活用するとのことです。
世間では休業中の学習塾、さらにはアルバイトを失った大学生などが
少なからず存在していると思いますので、
このしくみで需給がうまくマッチングすればいいですね。
そして、将来の教員志願者も増えてくれることを願うばかりです。
ただ、これはあくまで公立校の話です。
私学は各校園で人材確保を進めねばなりません。
その際、上記の考え方はきっと参考になるだろうと思います。
私自身は、この機会に事務職員さんが教育活動に加勢する風土やしくみを
整えられると、今後に向けて組織力が格段にアップするような気がしています。
もちろん、卒業生や地域の方々に手伝ってもらうのもいいかもしれません。
PTAや同窓会などとの関係構築のきっかけになる可能性もありますね。
今回の補正予算成立の際の記事も引用しておきます。
NHK NEWS WEBより。
文科省関連の資料としてはまだ「案」の文字が取れていませんが
こちらでご確認ください。
まだまだ予断を許さない状況が続きます。
関係各位にはくれぐれもご自愛いただきつつ、
学校での活動をお続けいただければ幸いです。
(文責:吉田)