今月の始めにこんなニュースが出ました。
日経新聞より。
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2020年度開始の大学入学共通テストで、文部科学省が国語と数学の記述式問題について、同年度の導入を見送る検討に入ったことが5日、関係者への取材で分かった。採点の公平性などへの懸念を早期に解消するのは難しいとの見方が出ており、公明党は同日、導入延期の検討を文科省に提言した。同省は近く最終判断する見通しだ。
そして先日にはこんな記事が。
同じ日経新聞より。
2020年度に始まる大学入学共通テストで導入予定だった国語と数学の記述式問題について、萩生田光一文部科学相は17日、同年度の実施を見送ると表明した。50万人規模が受験する試験で、記述式の採点を巡る問題は当初から懸念されてきた。もう一つの目玉だった英語民間試験の活用も既に頓挫しており、巨大テストの役割が改めて問われている。
大学入学共通テストの迷走については、
すでにいろいろな方面から言及がなされていますが、
教育理念とそれを達成するための手段を整合させることが
そんなに簡単ではないこと、
だからこそそれをあまりに急いてはならないことが分かります。
それにしても、今回の決定の理由は早くから指摘されていたことばかりで、
本当に子どもたちのために議論を尽くしてきたのか、
結果ありきだったのではないかと非常に残念な思いがします。
貴校園の教育理念は、そしてそれを実現するための方法は。
今回の件を他山の石として、自校園の取組を再確認しておきましょう。
(文責:吉田)