学校経営を考える際の最大の要素は「規模」である、
というのが私の持論です。
自校の適切な規模を設定することができて初めて、
教育内容や人事、財政を上手くかみ合わせることができます。
昨今、少子化等の原因で当初設定した規模が
当てはまらない、定員を埋めきれない学校も出てきています。
そうすると、施設はどうしても余剰気味に。
かといって、施設を短期的に処分するわけにもいかない。
そんな際には施設の活用を図ってみるのも一案です。
先日、文科省からこんなレポートが発表になりました。
平成29年度 公立小中学校等における余裕教室の活用状況について
公立学校でも施設の余剰(ここでは「余裕」と表現されています)を
活用されているようですね。
以下、活用例を示したページをご紹介しましょう。
学校という場の強みの一つは施設の存在でしょう。
施設を活用して収益を生むという発想は持っておいて損はないと思います。
ただ一方で、その施設から生まれる一番大きな収益は本業、
すなわち学業を修めることに違いない、とも思います。
各校の規模が適切に再設定され、
各種の活動と施設が整合することを願っております。
(文責:吉田)