寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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おもてなし

もうすっかり昔の話ですが、2020年のオリンピック開催地を決定するIOC総会での最終投票直前に行われた滝川クリステルさんのプレゼンテーションでの「お・も・て・な・し」のフレーズは今も多くの方の記憶に残っているのではないでしょうか。

 

ちなみに「おもてなし」とは心のこもった待遇のことですが、同義語として「ホスピタリティ」という言葉が使われることもあります。

 

例えば、休日や仕事帰りでの買い物や外食などで、接客してくれる店員さんに心のこもった待遇をされると当然うれしく感じますよね。場合によっては、「またこのお店を利用したいなあ」とも思うでしょうし、「あそこのお店の接客はめっちゃいいから絶対今度行ってみてー!」と家族や友人にもついついオススメしたくなるのではないでしょうか。

 

逆に、挨拶も笑顔もなく不愛想に接客されたら当然不愉快になりますよね。先日、あるお店で買い物をしたのですが、そこのレジ担当者がまさに「ザ・不愛想」といった感じで、「こんな店、二度と来るかー!」と心の中で思いながら店を後にしました。

 

これは極端な例かもしれませんが、このようなことは買い物や外食の際のお店だけに限ったことではなく、仕事上でのことにもあてはまりますし、当然学校も例外ではないのではないでしょうか。

 

例えば、学校には生徒以外にも毎日多くの方が訪問されると思います。そのような方々が学校を訪問する際にはまず受付で対応してもらうことが多いかと思いますが、受付で「おもてなし」のかけらもなく不愛想な対応をされてしまうと、訪問者は間違いなく良い気分にはならないでしょう。また、受付で対応してくれたその人に対してだけでなく、その学校全体に対しても悪い印象を抱くのではないしょうか。

 

つまり、「あそこの学校の受付は感じが悪い!」ではなく、「あそこは学校は感じが悪い!」となってしまうのです。そして、ここから魔の口コミが広がっていき、知らないところで学校の評判を落としてしまう可能性があるのです。

 

ここでは受付を例にしましたが、訪問する側からすれば、受付だけでなく校内ですれ違うだけの教職員ももちろん「そこの学校の人」ですから、教職員全員が「学校の顔」になるということです。ですから、全ての教職員が訪問される方に「おもてなし」の心で接する必要があります。

 

生徒指導において挨拶の徹底なんかは基本的なことかと思いますが、生徒の良い見本であり続けるためにも、まずは全ての教職員に「おもてなし」の心が備わっており、実践されているかが重要ではないでしょうか。

 

些細なことかも知れませんが、そのようなことも学校の風土、伝統となりうる可能性は大きいと思います。

 

(文責:木村)

 

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