大阪の桜は満開を過ぎた後、寒さの到来のせいか、枝の先にはまだたくさんの花を付けています。これはこれで綺麗なものだな、と思いながらここ数日出勤しています。
さて本日は文部科学省からの情報提供です。
平成26年度 教職員団体への加入状況に関する調査結果について:文部科学省
公立校の調査結果である点につきましてはご容赦ください。
ただ、労働組合に対する教職員の意識変化の傾向については読み取れるのではないでしょうか。
今回の結果概要はこうなっています。
【教職員全体の加入状況】
○教職員団体全体の加入率:37.2%(前年比マイナス1.0ポイント)<39年連続の低下>
○日教組への加入率:24.7%(前年比マイナス0.6ポイント)<38年連続の低下>
【新採用教職員の加入状況】
○教職員団体全体の新採用教職員の加入率:25.4%(前年比プラス1.2ポイント)
○日教組への新採用教職員の加入率:20.0%(前年比プラス1.4ポイント)
日教組をはじめとする教職員団体の組織率が下がっていることは多くの方も予想されたところでしょう。
一方で、新採教職員の加入状況は上がっています。
同じ文科省のHPには日教組加入率・新採加入率の推移が掲載されているのですが、このグラフを見ると、新採加入率は平成23年度を底にして、ここ3年は上昇傾向となっています。
この理由は正直、よく分かりません。
が、労働組合に対する意識の変化である可能性も否定できません。
御校ではいかがでしょうか。
私は今の仕事を通じて、私学における労働組合は、実は必要な存在なのではないかと感じています。
そして、経営側と組合側がきちんとコミュニケーションをとれる環境と仕組みを整えることが、学校における労務問題を減らすカギになっているとも思うのです。
経営陣と労働組合がともに成長できる私学でありたいものです。