突然ですが、「QSC」という言葉をご存知でしょうか。
私は長年、外食業界で働いていたのですが、
「QSC」とは外食業界で誰もが知っている言葉です(おそらく)。
飲食店の経営にとっては最も重要な要素なのですが、
何のことかと言いますと
- QUALITY(クオリティ=商品の品質)
- SERVICE(サービス=接客対応、商品提供のはやさ)
- CLEANLINESS(クレンリネス=衛生状態、従業員の身だしなみ)
のそれぞれの頭文字をとって「QSC」と呼ばれています。
お客様に満足していただき、また来店していただくためには、
お店のQSCを常に高い状態で維持することが必要です。
QSCのどれか一つが欠けていてもいけません。
みなさんは外食した際にガッカリした経験はないでしょうか。
- 商品はおいしいのに、店員の愛想が悪い
- 店員の愛想はいいのに、お店が汚い
- お店は綺麗なのに、商品がマズイ
- 商品はマズイし、店員は愛想悪いし、お店は汚い などなど
このような経験をしたお店に「また行こう」とは思わないでしょう。
また、こんな経験をすれば、家族や友人にも伝えるでしょうし、
よっぽど酷い場合にはSNS等で拡散することもあるかもしれません。
評判ほどおそろしいものはありません。
と、ここまで外食業界の「QSC」について書いてきましたが、
学校にも当てはまることがあるのではないかと思います。
例えば・・・
Q:教育の質
S:教職員の接遇、保護者対応
C:校内の清掃状況、生徒・教職員の身だしなみ などなど
当然、学校としては高いレベルを維持しておかなければ
いけないことばかりだと思います。
ネット上には「学校の口コミサイト」なるものも多くあります。
信憑性がどれほどのものかはわかりませんが、
多くの受験生やその保護者は志望校選びの参考とするでしょう。
残念な口コミで評判を落としたくはありませんね。
「この学校に行きたい」と思ってもらえるような
良い口コミが数多くあるほうが当然望ましいことです。
少子化により生徒獲得が厳しくなることが確実に見込まれる中、
学校にとっても「QSC」は重要な要素だと思います。
(文責:木村)