本日のブログのタイトルは「電池がどれでもライト」。
どこかの漫画のひみつ道具のような名前ですが、
パナソニックが製造販売している商品です。
名前から何となく想像ができるかもしれませんが、
このライトは「単1電池から単4電池」のどれをつかっても
ライトとして使えるという優れものなのです。
しかも、電池1本から使えるので、もしもの場合、家のどこかにある
使用中の電池をライトの電池として流用できるのです。
今まで懐中電灯は同じタイプの電池しか使えませんでした。
そのため、家にある電池の在庫がなければ
わざわざそのためだけに新しく電池を購入する必要がありました。
しかし、このライトはどの大きさの電池でも使えるので
家の中にある1本ずつ余ってる電池をかき集めても
使えるようになるのです。
この発想は今までありそうでなかったので、個人的には
すごいなと思っています。
元々懐中電灯の市場は成熟産業で、形を変えても、明るさをアップしても
それほど爆発的なヒット商品は生まれませんでした。
しかし、「電池をどれでも使える」というコンセプトで
新しい懐中電灯の形を作ったのです。
では、振り返って学校業界はどうでしょうか?
公立私学問わず「教育業界」は他との差別化がしにくい業界に分類されると考えます。
中学1年生で教えるべき項目は基本、国が定めているため、どこの
学校でも似通った教育内容になります。
そのため、教育内容だけでは強いアピールはしにくい面はあります。
しかし、コンセプトを少し変えてみれば
教育内容でも他校と違う一面をアピールすることは可能です。
例えば、
「関関同立の合格者数」をトップにするため「●●という授業形態」をとり
補習を毎日行う。というものでもいいでしょうし、
また、
「塾や予備校に通わなくても、学校の授業だけで関関同立に現役合格できる」
というようなコンセプトを打ち出すのもありだと思います。
教育内容だけでなく、学校生活全般でも他と違う一面を見せることは
考え方を変えれば可能です。
生徒募集に苦しんでいる、募集パンフレットを毎年変えているけど
結果に繋がらないという声も聞きますが、
まずは「どのような生徒を集めたいのか」、そして「その生徒が
卒業したときにどのようになっているのか」という
スタートとゴールの姿をできるだけ具体的にイメージして
そこからアピール方法を考えていくと
いい案が浮かんでくるかもしれませんよ。
もちろん、これは広報担当の職員だけが必死になって考えるものでは
ありませんので、学校全体で取り組んでみてくださいね。
(文責:竹内)