今朝は就職のニュースから。
先日、日経と毎日にこんな記事が掲載されていました。
31%、というのは高い率ですね。
この現象について、記事ではその要因を
・この年の卒業生の就職活動では、大手企業が採用を抑制⇒職場環境が厳しく離職者が多い業種への就職が増えた
・いわゆる「ブラック企業」の増加
だと分析しています。
そして、このデータで離職率が高い業種は
・宿泊業・飲食サービス業(51.0%)
・教育・学習支援業(48.9%)
・医療・福祉(37.7%)
となっています。
学習塾がその中心…?とも思いたくなりますが、本当にそうでしょうか。
と言うのも、以前このブログでも触れたように、私学には「常勤」という雇用形態があるため、3年未満の離職がある意味通例になってしまっていて、これがこの結果につながった可能性があるからです。
学校という職場がどうあるべきか…常識にとらわれず、今後に向けてしっかりと各私学が考えてみるべきテーマではないでしょうか。
少し別の観点からの話になってしまって恐縮ですが、今朝の朝日新聞で、
「中小企業が高卒者の就職に向けた情報提供として、教員も含めた職場見学等を実施している」
という記事を見つけました。
(このデータが現時点ではネット上でどうしても見当たらず…すみません)
このような活動、もっともっと陽が当たっていいように思います。
何しろ、職業は各自の人生にとって非常に大きな要素ですから。
中学や高校では、どうしても「大学進学」を中心指標に据えがちで、つまりは生徒たちの人生を「18歳」で線引きしてしまいがちです。
そうではなく、もっと先、社会人としての力を養う場、そしてその社会での活躍をイメージできる場が学校であってほしいと思います。
学歴は相応の指標かもしれませんが、それだけに左右されない世の中になることを切に願っています。
(文責:吉田)