5月も今日で最終日。
私学の事務職員さんはようやく出口が見えた想い…かもしれませんね。
超繁忙期、本当にお疲れ様でした。
これから本当の意味での新年度が始まりますね。
さて今日は学校には直接関係のない記事をお届けします。
(全文を読むには会員登録が必要です。ご容赦下さい)
信用金庫に行列。なかなかない光景ですね。
ですが、この信用金庫は自分たちの生きる道を明確に意識して、それを実行に移しています。
記事にもある通り、信用金庫のお客様である中小企業の数は1986年をピークに減少。
つまりマーケットは縮小しているということです。
さらに時流はネット取引。信用金庫は元来「地域密着」「対面重視」ですから、
そのような時流からは取り残され、信金そのものが敬遠されがちになっています。
しかも営業地域が限られているために地盤を広げることも難しい。
マーケットは縮小し、業態もニーズに合わない。
しかし、融資を行うという主たるサービス内容は変化させるのが難しい。
外部経営環境は逆風だらけです。
が、そのような中でこの信金は「地域の課題解決」という、自らの存立基盤としてより上位の理念に基づき行動します。
地域のお年寄りが集える場所を作る。そのことで年金の受取口座を信金にしてもらうことができる。
この記事に登場する巣鴨信金さんの地元・巣鴨では毎月「4」のつく日に縁日が開かれるのですが、
その際この信金は「トイレや休憩場所を提供しよう」と、20年前からホールを「おもてなし処」として開放されたそうです。
お茶などを配ったり、落語家を呼んで演芸会を開いたり。
このような活動がお客様を増やしていったのでしょうね。
この記事には出張業務を始めた磐田信金さんの事例も掲載されています。
銀行業務が出張でできるわけがない、と決めつけてしまうとそれで終わり。
移動店舗車で参観地域を回っているそうです。
さて翻って学校はどうでしょうか。
学校にとっても地域というのは非常に重要な存在です。
マーケットは今後縮小する。
が、学校数は簡単には減らない。
サービス内容(教育内容)を変えるにも限度がある。
その中でファンをどうやって確保するか。
難しい課題ですが、やらねばなりません。
私学の本当の存在意義が問われる時代です。
(文責:吉田)