今日はマスコミ各社のニュースの扱いでもトップを飾っていたこの記事からです。
平成25年度全国学力・学習状況調査の調査問題・正答例・解説資料について
今朝の朝刊でも問題がバーンと掲載されていましたので、ご覧になった方もたくさんいらっしゃることでしょう。
ちなみに私は…バタバタと家を出てきてしまいましたので、「載ってるんだな」ということを確認しただけで、
問題がどうだったのか、ということは全く見ておりません。
がすでにこんな記事も出ています↓
また朝日新聞には、今回の問題作成を担当した国立教育政策研究所の担当者のコメントとして
「後日、学校で結果を活用する際、学習意欲の向上につながるような出題を心がけた」との記載があります。
以前の文部科学省の発表によれば、今回の全国学力テストに参加した小中学校は国公私立計3万978校。
うち小学校が2万651校、中学が1万327校。
私立の参加率は48%で、2009年度より1ポイント上昇した、とのことです。
なお今回のテストと同時に、公立の小中計844校では保護者アンケートの抽出実施があり、
学力と家庭の経済状況との関連も調べることになっています。
テスト、と聞いていつも思うことがあります。それは、テストの存在意義です。
本件に限らず、テストはあくまで「習得状況を確認するための存在」であるはず。
ですが、テストが調査する側の「伝家の宝刀」であるかのように、
「ここ、テストに出るからな」
「テストの結果次第ではお仕置きが待っているんだぞ」
といった脅し文句がまかり通っている気がしてなりません。
校内外のテストは、生徒たちが自らの学習の進捗を確認するためのもの。
全国学力テストは、国内の学校教育の一定時点の成果を確認するためのもの。
どちらも決して「懲らしめるための道具」ではないということを、実施サイドは自覚しておく必要があるのかもしれませんね。
(文責:吉田)