夏はプール、という常識の中で育った私としては
驚きを禁じえませんが、暑さの質が当時とは違うのでしょう。
日経新聞より。
(会員限定記事となっております。ご了承ください)
プールでの水泳授業を廃止し、座学とする動きが全国の公立中学校で相次いでいる。老朽化したプールの改修費の捻出が難しいほか、熱中症リスクが背景にある。競技団体は水難事故を防ぐ指導機会の減少を懸念。民間事業者に委託して校外のプールで実技を学ぶ動きも広がりつつある。
私学でプールの授業がなされているケースはむしろ少数派かもしれませんが、
これは施設の問題がかなり大きく影響しているだろうと推察されます。
プールの設置、そして運営には多額の支出を伴います。
公立校でもプールの改修や更新ができない例はおそらく多いだろう、
と思っていましたので、その意味ではこのような流れになることは
ある程度予測できたとも言えます。

一方で、水泳の授業が必要なくなったのかと言えば、
必ずしもそうではないのかもしれません。
そもそも、日本で水泳の授業が広まったのは船の沈没事故によって
多くの小中学生が亡くなったことがきっかけだったとのこと。
スポーツ庁担当者は
「複数校のプール共用などを検討したうえで環境が整わない場合、
事故防止の心得などを座学でしっかりと学んでほしい」
と話しています。
貴校園ではそういった授業内容、確保されているでしょうか。
一方、プール施設を健全に運営されている私学にとっては
ひとつの機会となり得る動きも出てきています。
それは近年、民間事業者への委託によるプール指導が増えてきている、
というニュースです。

例えば京都市では、今年度から市内の一部の小中学校で、
試行的に水泳授業の民間委託を始めたところ、
教員の負担軽減かつコスト削減につながり、
児童・生徒、保護者、教職員を対象にしたアンケートでも、
いずれも9割以上が次年度以降の継続を希望したそうです。
他にも大府市では、外部プールを利用できる無料券を配布したり、
水泳教室を開催したりしているとのこと。
もし貴校園にプールがあり、稼働率がめいっぱいでなければ、
公立を含む他校園との連携によって有効活用できる機会が
生まれるかもしれませんね。
教育活動の充実が財政面での助けにもつなげられることを願っております。
(文責:吉田)