本日は統計のご紹介です。
文部科学省HPより。
毎年公表されるこの統計、学校をマクロに見ることができます。
前半は学校種ごとのまとめで、後半はスポーツや科学技術などのジャンルごとのまとめになっています。
もちろん冊子を購入することもできますが、HPからはExcelでダウンロードできますので、加工も簡単です。
今朝のわずかな時間ではありますが、中学校の生徒数をベースにして、ちょっと統計をいじってみました。
まずは「生徒数÷クラス数」を実行。つまり、1クラスあたりの生徒数を算出してみるとこんな変化の姿が見えてきました。
年 計 国立 公立 私立
1955年 46.52 48.94 46.43 49.04
…
2000年 32.40 39.04 32.10 37.25
…
2014年 28.51 37.89 28.15 33.06
どうでしょうか。これはおそらく想像通りでしょう。
1クラスあたりの生徒数は最多の時期の6割くらいに減っています。
続いて、「生徒数÷学校数」を計算。つまり、1校当たりの生徒数の推移です。
年 計 国立 公立 私立
1955年 427.38 420.52 435.24 274.06
…
2000年 366.11 443.84 366.91 345.07
…
2014年 331.94 427.67 332.47 316.34
さてこちらはどうでしょうか。
1クラスあたりの生徒数と同じような軌跡をたどっているのは公立だけで、特に私立は1学校あたりの生徒規模は60年前よりも大きくなっているんですね。
もちろん、ここ10年の推移としては小さくなってきているものの、少々意外な気もしました。
こんなふうに、資料同士を組み合わせて新たな数値を生み出すもよし、そのままご覧いただくもよし、参考になる統計がたくさん掲載されています。
私も隙間時間でいろいろチャレンジしてみようっと。
以上、本日は文部科学統計要覧のご紹介でした。