寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

大阪府:TOEFL助成、大幅減額へ

この週末、大阪府下の私立高校の多くで入学試験が実施されました。

実は私の姪っ子も受験生。

怖いし嫌われたくないし…と、その姪っ子に手ごたえを訊くことができていない、だらしない叔父です。。。


さて、この時期は入学試験とともに、行政からの補助金の方向性が出始める頃でもあります。


大阪府:TOEFL助成、大幅減額へ


このニュースの表題を見たときには、「英語教育への支援を薄くするのか」と感じたのですが、どうやらそうではない様子。

ニュースの内容を細かく見て行くと、

・現行制度では要件が厳しすぎて申請そのものが少なすぎた

・しかも申請が認められたのは従来から英語力が高い学校のみで、裾野を広げることにつながらなかった

・よって新制度では要件を緩和して、助成対象も変える

ということのようです。


確かに、これまでの要件が

「2年生の3分の1以上かつ100人以上参加が原則」

「成績未達なら受験料(20,000円程度)は自己負担」

とのことなので、活用が難しい制度だったようですね。


ちなみに今後は参加人数を1校40人以上に緩和し、成績要件も撤廃する見通し。

使いやすくはなりそうです。

ただ、助成対象はTOEFLの公開模擬テストの受験料にとどまる、とのこと。

英語能力を試す試験としては英検・TOEIC・TOEFLなどがあるので、

この制度だけでTOEFLへの誘導がなされるのか…?というのは確信が持てません。


次年度以降に向けた助成金補助金情報は、これ以外にもいろいろ出てくるものと思われます。

各校の活動内容、あるいは活動計画において利用できるものがないか、

改めて棚卸されてみてはいかがでしょうか。

(文責:吉田)