寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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子育て・教育、金かかり過ぎ…ためらう日本

 内閣府は19日、「少子化社会に関する国際意識調査」の結果を発表した。

 それによると、日本では子育て費用や働く環境などへの不安から、すでに子どもを持つ人が2人目以降の子どもを持つことをためらう傾向が強いことがわかった。

 調査は昨年10~12月、日本、米国、韓国、フランス、スウェーデンの5か国で、20~49歳までの男女計1000人ずつを対象に実施された。

 今よりも子どもを増やさないと答えた人の割合は、日本は47・5%で、スウェーデン(7・4%)、米国(13・5%)などを大きく上回った。

 理由は男女とも「子育てや教育にお金がかかりすぎる」が最多で、男性の44・6%、女性の39・5%に達し、「自分や配偶者が高齢」「働きながら子育てできる職場環境がない」などが続いた。

(2011年5月20日 読売新聞)

何にどのくらいのお金を使うか…それは配分権を持つ者の意思の表れです。今の日本は「何にどのくらいのお金を使うか」について、「前年との比較」ばかりで精査され、評価されているように感じます。向かうべき未来の姿を明確にし、そのためにお金を使う。そんな基本に立ち返ったお金の使い方を望んでいます。子どもを持つ親御さんが子どもの「育ち」に十分な行動ができるよう、予算措置がなされればと願うばかりです。(JTC/吉田俊也)