働き方改革に関する記事がここのところ新聞紙上を賑わせています。
このブーム?はまだまだ続くのでしょうか。
本日は、個人的に興味をひかれたインタビューをご紹介します。
新年度の弊社セミナーでも取組内容を採り上げようと思っている。
サイボウズの青野社長のお話です。
日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
まず最初の質問は「働き方改革の契機」。
これは想定どおり、離職率の高さでした。
その率、なんと28%。
給料が離職率を下げることにつながらなかったことで、
働き方を変えることへのチャレンジが始まったそうです。
そしてその変化は思わぬ効果をもたらした、と青野社長は語っておられます。
「多様な働き方を容認してみると、社員の創造性が高まったり、社外に人脈が広がったりと様々なリターンが生まれた。これほどの成果を得られるとは思わなかった」
「やる気が高まるならモーレツでもいいが、アピールのためならその人は視野が狭くなっているかもしれない。会社に残るより社外の勉強会への参加、知人との会話、家事や育児をするほうが成長できる可能性もある」
仕事で人が成長することはもちろん大いにあり得ます。
しかしながら、仕事だけで成長できることは限られている、
と私は思います。
それ以外のコミュニティで、あるいは独学で、
成長できる要素もまたたくさんあるんですよね。
「会社に残るより、社外で成長できる可能性がある」
との青野社長のお言葉に強く共感します。
学校では、目の前の子どもたちやその向こうにいるご家族、
子どもたちを取り巻く様々な環境から教職員が学ぶことは
おそらくたくさんあるでしょう。
しかしながら、子どもたちによりよい学びを提供するためには、
教職員もまた、自ら学ぶことがとても大切な気がします。
その学びは子どもたちとその周辺からだけではなく、
全く異なるコミュニティから得られるものも多くあるはずです。
教職員が魅力的であることこそが、魅力的な学校。
そのためにも、学校を飛び出して学ぶことが重要。
その機会を得るために、働き方を変える。
そういう考え方はいかがでしょうか。
(文責:吉田)