高止まりする求人倍率。
私学においても教職員採用は難しい状況が続いていると思われます。
日経新聞ではこんな記事が掲載されていました。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
今さら求人倍率?!と思われた方、ごめんなさい。
その数字が多少下がったとしても採用難は簡単に解消されないでしょう。
ただ、この記事に書かれていた次の内容に引っかかったのでご紹介した次第です。
求人を業種別に見ると、ネット媒体などメディア業界が同28.3%減、小売り・外食も1.3%減少した。両業界は昨年から未経験者を大量採用しており「人手不足は変わらないが現在は一旦、育成に軸足を移している」(転職サイト「doda」の大浦征也編集長)。
採用が難しければ育成に注力する。
当然のことのようにも思えますが、これがなかなか進みません。
私学においてもそうではないでしょうか。
採用難は今後もずっと続くと思われます。
それでも優秀な人材を「採用」することに時間とお金を使い続けるのは
根本的な課題解決にはならないと私は考えます。
自校園ならではの人材育成の仕組みを整えることこそ、
人材確保の最重要施策ではないでしょうか。
記事にはこんなふうにも書かれています。
求人数は前月比では2%減った。9月は上期末で新規の求人が出にくいが「主要企業の中途採用求人はある程度出そろい、以前に比べ求人数が大きく伸びにくくなっている」(同)とみられる。一方で転職希望者は同3%増で、求人数の増減とは無関係に増え続けるようになっている。
自校園に、あるいは教育業界に教職員をとどまらせる魅力が求められます。
今こそ人材育成、やってみませんか。
(文責:吉田)