大学院の存在感は今後増していくでしょうか。
日経新聞より。
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文部科学省は8日、学士課程と修士課程を5年一貫で修了できる大学を増やすため、制度を改める方針を示した。2025年度内に省令を改正し、26年度からの導入を目指す。特に学部卒業で社会に出ることが多い文系学生の大学院進学を促し、高度人材を増やす狙いだ。
大学への進学割合が6割に上る一方、
修士や博士の取得者数が非常に低い日本。
下のグラフを見ても、諸外国との差は歴然です。

今回、中央教育審議会の部会で示された制度改正案では、
通常なら学士4年、修士2年の計6年かかるところを、
新制度では学士4年、修士1年の計5年に短縮できるようにする、とのこと。
実は現在も修士までを計5年で修了できる特例がありますが、
その利用は優秀な学生に限られているようです。
文系で修士、博士課程へ進む人数の少なさは私も学生当時から感じていましたが、
実際に体験した修士課程は、学士課程に比べ、
関心のあるテーマについて深く学べた、という印象を強く持っています。
(学部時代の過ごし方に問題があったとも言えますが…)
また、文科省の担当者は
「高い専門性を身につけ、国際的に活躍できる人材を増やしたい」
とコメントしていらっしゃいますが、実際にそうなるためには、
修士課程のあり方も重要になります。
私学として十分注意せねばならないのは、
「学生獲得を狙うなどした安易な導入」です。
あくまでも専門性を深めるための学びを実現できる場所として、
整備が進んでいくことを願いたいと思います。
(文責:吉田)