全国学力テストがオンライン化されることが決まったようです。
日経新聞より。
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文部科学省は8日、小6と中3を対象に実施する全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、2027年度から紙の問題冊子をすべて廃止し、パソコンを利用してオンラインで出題・解答する試験(CBT)に全面移行する方針を明らかにした。CBT化で解答データが収集・分析しやすくなり、学校現場の指導充実につなげたい考えだ。
学力テストのCBT(Computer Based Testing)化は、
2025年度に中学理科で本格導入されることがすでに決まっていますが、
今回提示された工程表によりますと、下表のとおり、
2026年度から中学英語のの4技能全てをCBT化し、
2027年度から小中の国語と算数・数学にも拡大するという流れです。
文科省はこの工程を9月にも正式決定し、
10月ごろに自治体や学校現場向けの説明会を実施する予定だそうです。
このCBT化、メリットはとても大きいと考えられています。
児童生徒は1人1台配備された学習用端末で解答するため、動画や音声を利用した幅広い出題が可能になる。問題冊子の印刷の費用削減も利点だ。不登校の児童生徒は遠隔で参加できるようになる。
課題は学校のネットワーク環境の改善ですが、
これは私学においてはコロナ禍以前から認識されていたことと思いますので、
私学に限れば、そろそろ状況改善、障害の解消が見通せる状況に
なってきているのではないか、とも思います。
というわけで、テストのCBT化は今後進んでいくかもしれませんね。
テストのやり方が変わると、勉強の仕方や指導の仕方も変わる、
のでしょうか。
教育技術の進展が教育内容を発展させることにも大いに期待したいと思います。
そして今回の記事タイトルになっているように、
結果の分析が容易かつ深化することで、
次につなげていけるものがより大きくなることにも期待したいですね。
(文責:吉田)