残業時間が半減、というニュースが出ておりました。
民間企業の平均値とのことです。日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
9年間で平均残業時間は半分に、有休消化率は1.5倍に――。社員口コミサイト運営のオープンワーク(東京・渋谷)がこのほどまとめた調査で、国内企業の働き方改革が大きく進んでいることが分かった。「待遇面の満足度」など働き手の意欲に関する指標も向上した。
まずは下のグラフをご覧ください。
状況が時系列的に進展していることが
より分かりやすく理解できると思います。
このオープンワークのサイトでは、
働き手が勤務先企業の待遇や労働条件を投稿できるそうです。
そして、ここには国内主要企業約6万社の1280万件超の投稿データがあり、
2012~21年に投稿された約35万件の口コミ情報を分析した結果が
今回の記事になっています。
これだけのサンプル数があれば、実態を示すもの、
と言ってよさそうな気がしますね。
記事に書かれている調査結果の詳細は以下の通りです。
- 2021年の残業時間は全業種平均で月24時間(2012年の46時間から半減)
- 有給休暇の消化率も同じ期間に41%→60%に上昇
- 残業時間は「旅行・ホテル」や「小売り」などで6割超と減少幅大
- 有休消化率は「建築・土木」や「不動産・住宅」が2倍超に高まるなど特に改善
- 「待遇面の満足度」や「人事評価の適正感」など、働き手の意欲に関する指標も8項目中、7項目で平均値が改善
さてこのような変化は貴校園でも生まれているでしょうか。
経年変化を見てみると、働き方の実際の変化がより分かりやすくなり、
気づきがいろいろあるように思います。
貴校園の残業時間や有給取得日数がどう推移しているのか、
比較的余裕のある時期に一度確認しておかれてはいかがでしょうか。
そして、こういった取り組みが、
採用競争力を高めてくれるようにも思うのですがいかがでしょうか。
(文責:吉田)