「なんで自分はこんなにボキャブラリーが乏しいんだ・・・」
ブログを書くたびに、そんな自己嫌悪に陥ります。
誰のせいでもなく、学生時代に勉強をさぼって遊び呆けていた私が悪いのですが・・・。
そんな私の自業自得な悩みはさておき、株式会社ベネッセコーポレーションが、全国の高校生から社会人3,130名を対象に「第2回 現代人の語彙に関する調査」を実施し、結果を公表しました。
この調査結果から、語彙力の高い人の行動や意識の特徴として、以下が挙げられています。
どれも納得の結果ですね。
ちなみに、3の「語彙力が役に立った経験」というのは、「レポートなどの長い文章の作成」や「授業や仕事での発表・プレゼンテーション」などを指すようです。
成功体験がさらなる成功を生む、ということでしょうか。
また、語彙力の高い高校生は、思考力・表現力も高いという結果も出ています。
語彙力の高いグループと低いグループを比較すると、以下の能力に圧倒的な差があるとのことです。
- 筆者の意見と事実とを区別して読むことができる
- 文章を読むとき、細部より先に大枠をつかむことができる
- 筆者の主張を裏付ける理由や根拠に気をつけて読むことができる
これらの結果から考えると、学生時代にはノンフィクション小説を読み、SNSの利用はほどほどにして、授業で何らかの発表の機会があれば、語彙力は高まり思考力や表現力も高まるということになりますね。
読書が様々な面において有用であることは言うまでもなく、読書の時間を取り入れておられる学校も多くあるかと思いますが、やはりアウトプットの機会を設けることが非常に重要なのではないかと感じます。
その意味では、アクティブ・ラーニング形式の授業を展開することは、子どもの成長にとって欠かせないものであると言えそうです。
アクティブ・ラーニング形式の授業の導入には様々な試行錯誤の繰り返しがあるようですが、子ども達の健全な成長のためにも、教職員の方々には不断の努力で前進していただきたいと切願します。
(文責:木村)