2日続けて大学入試の話題となりますが、ご容赦ください。
日経新聞より。
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2021年1月に初回が実施される大学入学共通テストの検定料について、文部科学省は(8月)28日までに、現行の大学入試センター試験と同額の1万8千円(3教科以上)と1万2千円(2教科以下)に据え置く方針を固めた。国語と数学での記述式問題導入などで経費は増えるが、大学入試センターへの補助金で補い、受験生の負担を抑える。
受験料、というのは受験する側にとって結構大きな負担になります。
これが現状のままというのは受験生家庭には朗報、かもしれません。
ただ、昨日ご紹介した英語民間試験のことを忘れてはなりません。
受験生が最大2回まで受けられる英語民間試験は検定料が1回5800円から2万5千円程度かかり、同省内には「さらなる負担増を求めるのは難しい」との意見があった。
そして、先ほどご紹介した検定料そのものの金額据え置きの方針についても、
政府内には異論もあるようで、今後の予算編成で議論になる可能性は残ります。
さてこのような現状を踏まえて、貴校園の入学検定料をどのように考えますか。
以前のブログでも書かせていただきましたが、本来、
どのような生徒、学生に入学してもらいたいか、ということと、
入学検定をどうするか、というのは同質の課題であると感じます。
そして、入学検定を行う以上、そしてそこにコストが必要である以上、
その価値を反映させた価格が設定されるべき、とも言えるかもしれません。
大学でいう3ポリシーは小中高でも当然考えるべき視点です。
貴校園にとっての入学、課程、卒業のあり方は
常に深く広い考察が必要だと思うのですがいかがでしょうか。
(文責:吉田)