「指定国立大学法人」という制度、ご存知でしたか?
日経新聞に、小さいながらこんな記事が掲載されていました。
文部科学省は23日、同省の「指定国立大学法人」に大阪大を指定したと発表した。指定国立大学法人は、世界最高水準の教育研究活動の展開が見込まれる国立大を支援するもので、これで計6大学となった。
ちなみに、残り5つは東北大・東京大・京都大・東京工業大・名古屋大です。
そもそもこの制度は何なのか、と言えば、
こんな説明が文科省HPに記載されています。
我が国の大学における教育研究水準の向上とイノベーション創出を図るため、文部科学大臣は、世界最高水準の教育研究活動の展開が相当程度見込まれる国立大学法人を指定国立大学法人として指定することができることとされています。指定国立大学法人に関しては、その研究成果を活用する事業者への出資等が認められています。
指定国立大学法人は、国内の競争環境の枠組みから出て、国際的な競争環境の中で、世界の有力大学と伍していくことを求められ、社会や経済の発展に貢献する取組の具体的成果を積極的に発信し、国立大学改革の推進役としての役割を果たすことが期待されます。
近年の傾向として、
国公立であっても「エリート養成」に力点が置かれるようになってきた、
という印象があります。
正直なところ、それでいいのか、という想いはありますが、
現実を見れば、例えば小中高における私学の優位性が脅かされることに
何らかの対処が必要である、とも思います。
今こそ、私学としての進取の精神を発揮すべきときなのかもしれません。
私学、貴校園ならではのあり方を考えてみませんか。
(文責:吉田)