読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

学校保健統計調査・学校給食実施状況等調査

近視の子どもが多くなった、とどこかの新聞で書いていたのを見かけた気がします。

本日は文科省HPより、学校の保健と給食の統計をご紹介します。

まずは保健統計。

学校保健統計調査-平成27年度(速報)の結果の概要:文部科学省

 

概要版が公表されていますが、もっと要約してご覧になりたい方のために以下、ポイントのみを抜粋したものを記載します。

1 発育状態
(1)身長
① 平成27年度の男子の身長は,5歳,7歳,8歳及び11歳から13歳で前年度よりわずかに高くなっている。また,9歳で前年度の同年齢よりわずかに低くなっている。その他の年齢では,前年度と同じ数値となっている。
女子の身長は,13歳から15歳で前年度よりわずかに高くなっている。また,5歳,8歳及び11歳の各歳で前年度の同年齢よりわずかに低くなっている。その他の年齢では,前年度と同じ数値となっている。
② 平成27年度の身長を親の世代と比較すると,最も差がある年齢は,男子では12歳で2.6㎝,女子では10歳で1.3㎝それぞれ高くなっている。
③ なお,男子,女子共に昭和23年度以降,伸びる傾向にあったが,平成6年度から13年度あたりにピークを迎え,その後おおむね横ばい傾向となっている。

④ 平成9年度生まれの年間発育量をみると,男子では11歳時及び12歳時に発育量が著しくなっており,11歳時に最大の発育量を示している。
女子では,9歳時及び10歳時に発育量が著しくなっており,9歳時に最大の発育量を示している。最大の発育量を示す年齢は,女子のほうが男子に比べ2歳早くなっている。
また,この発育量を親の世代と比較すると,男子では発育量が最大となる時期は,1歳早い11歳時となっており,5歳,7歳,8歳,10歳及び11歳の各歳時で親の世代を上回っている。
女子については,発育量が最大となる時期は親の世代より1歳早い9歳時となっており,5歳,6歳,8歳,9歳,15歳及び16歳の各歳時で親の世代を上回っている。

(2)体重
① 平成27年度の男子の体重は,15歳で,前年度の同年齢よりわずかに増加している。また,7歳,8歳,11歳,12歳,16歳及び17歳の各歳で前年度の同年齢より減少している。その他の年齢では,前年度と同じ数値となっている。
女子の体重は,13歳及び15歳から17歳で前年度の同年齢より増加している。また,9歳から11歳及び14歳で前年度の同年齢より減少している。その他の年齢では前年度と同じ数値となっている。
② 平成27年度の体重を親の世代と比較すると,最も差がある年齢は,男子では12歳で2.1㎏,女子では11歳で1.0㎏それぞれ重くなっている。
③ なお,男子,女子共に昭和23年度以降,増加傾向にあったが,平成10年度から18年度あたりにピークを迎え,その後減少傾向となっている。

④ 平成9年度生まれの年間発育量をみると,男子では10歳時から14歳時に発育量が著しくなっており,11歳時に最大の発育量を示している。
女子では,9歳時から11歳時に発育量が著しくなっており,11歳時に最大の発育量を示している。
また,この発育量を親の世代と比較すると,男子では発育量が最大となる時期は,2歳早い11歳時となっており,11歳以下及び16歳で親の世代を上回っている。
女子については,発育量が最大となる時期は親の世代と同じ11歳時となっており,9歳以下及び16歳で親の世代を上回っている。

(3)座高
① 平成27年度の男子の座高は,11歳から14歳及び17歳で前年度の同年齢より高くなっている。その他の年齢では前年度と同じ数値となっている。
女子の座高は,9歳,13歳及び15歳の各歳で前年度よりわずかに高くなっている。
また,11歳で前年度よりわずかに低くなっている。その他の年齢では前年度と同じ数値となっている。
② 平成27年度の座高を親の世代と比較すると,最も差がある年齢は,男子では12歳で1.5㎝,女子では17歳で0.8㎝それぞれ高くなっている。

(4)世代間比較(身長,体重,座高)
子世代,親の世代(30年前),祖父母世代(55年前)を比較すると,身長・体重とも各世代間で増加していることがわかる。全体的には祖父母世代から親の世代が大きく増加している。親の世代と子世代の間でも増加しているが,祖父母世代と親の世代の間に比べると増加の割合は小さい。

(5)年間発育量の世代間比較(身長,体重)
男子,女子共に身長,体重のいずれも,現代に近い世代ほど早期に増加している。

2 健康状態
(1)疾病・異常の被患率等別状況
疾病・異常を被患率等別にみると,幼稚園及び小学校においては「むし歯(う歯)」の者の割合が最も高く,次いで「裸眼視力1.0未満の者」の順となっている。
中学校,高等学校においては,「裸眼視力1.0未満の者」が最も高く,次いで「むし歯(う歯)」の順となっている。

(2)主な疾病・異常等の推移
○ 「むし歯(う歯)」

① 平成27年度の「むし歯」の者の割合(処置完了者を含む。以下同じ。)は,幼稚園36.23%,小学校50.76%,中学校40.49%,高等学校52.49%となっており,全ての学校段階で前年度より減少しており、高等学校においては過去最低である。
② 「むし歯」の者の割合の推移をみると,幼稚園は昭和45年度,小学校,中学校及び高等学校では昭和50年代半ばにピークを迎え,その後は減少傾向にある。
また,「未処置歯のある者」の割合の推移は,全ての学校段階で昭和23年度の調査開始以降,過去最低となっている。
③ 「むし歯」の者の割合を年齢別にみると,9歳が57.69%と最も高くなっている。また,処置完了者の割合は,8歳以降,未処置歯のある者の割合を上回っている。

○ 「12歳の永久歯の一人当たり平均むし歯(う歯)等数」
中学校1年(12歳)のみを調査対象としている永久歯の1人当たりの平均むし歯等数(喪失歯及び処置歯数を含む)は,前年度より0.10本減少して0.90本となり,昭和59年度の調査開始以降ほぼ毎年減少し,過去最低となっている。

○ 「ぜん息」
① 平成27年度の「ぜん息」の者の割合は,前年度と比較すると,中学校ではわずかに減少しているが,幼稚園及び小学校では増加している。
なお,昭和42年度以降,各学校段階において増加傾向となっているが,中学校では2年連続減少している。

② 年齢別にみると,6歳から12歳の各年齢で3%を超えており,6歳が4.11%と最も高くなっている。
また,11歳以降は年齢が進むにつれて減少している。

○ 「裸眼視力」
① 平成27年度の「裸眼視力1.0未満の者」の割合は,幼稚園26.82%,小学校30.97%,中学校54.05%,高等学校63.79%となっており,前年度と比較すると,各学校段階において増加している。また,「裸眼視力0.3未満の者」の割合は,幼稚園0.70%,小学校8.32%,中学校25.31%,高等学校36.16%となっており,前年度と比較すると,幼稚園で減少,小学校,中学校及び高等学校で増加している。
② 視力非矯正者(眼鏡やコンタクトレンズを使用していない者)のうち,「裸眼視力0.7未満の者」の割合は,幼稚園6.52%,小学校12.62%,中学校17.66%,高等学校17.28%となっており,前年度と比較すると,幼稚園で減少,小学校,中学校及び高等学校で増加している。

○ 「アトピー性皮膚炎」
平成27年度の「アトピー性皮膚炎(眼瞼皮膚炎等)」の者の割合は,幼稚園2.52%,小学校3.52%,中学校2.72%,高等学校2.05%となっており,前年度と比べると幼稚園,小学校及び中学校で増加しているが,高等学校では減少し,過去最低となっている。

3 肥満傾向児及び痩身傾向児の出現率

肥満傾向児の出現率は,前年度と比較すると,男子については9歳及び10歳,女子については8歳,12歳及び16歳で増加している。
なお,男子,女子共に,昭和52年度以降,肥満傾向児の出現率は増加傾向であったが,平成15年度あたりから減少傾向となっている。
痩身傾向児の出現率は,前年度と比較すると,男子については5歳,13歳及び17歳,女子については5歳,10歳から12歳,14歳及び16歳で増加している。
なお,男子,女子共に,昭和52年度以降,痩身傾向児の出現率は増加傾向であったが,平成13年度あたりからおおむね減少傾向となっている。平成18年度以降は,一部歳時でわずかな減少がみられるものの緩やかな増加傾向となっている。

私が注目したのは上記1(5)。

中1ギャップなどの現象でかなり一般的に知られるようになりましたが、このような統計を見ると確かに以前に比べると身体的な早熟が見て取れます。

学校での過ごし方も変わる必要があるのかもしれませんね。

 

ちょっと長くなっていますが、もうひとつ統計をご紹介します。

学校給食実施状況等調査-平成26年度結果の概要:文部科学省

 

こちらも抜粋。

1 学校給食の実施率
国公私立学校において学校給食を実施している学校数は全国で31,021校、実施率は94.8%である。
また、完全給食の実施率は91.9%である。

ちなみに実施率は前回調査に比べ若干上がっており、学校種別にみると特に中学校での実施が増えています。

国公私立学校において米飯給食を実施している学校数は、全国で30,051校となっており、これは完全給食を実施している学校数のほぼ100%となっている。
また、米飯給食の週当たりの回数は3.36回で、前年とほぼ同数となっている。

同世代の大阪では給食にご飯が出なかった、と聞いて驚いている富山出身の私ですが、現在は当たり前のように給食でご飯が出ているようですね。

 

個人的な見解ではありますが、私学の特色化の中で「食育」を位置付けることは意義深いことなのではないか、と思っています。

育ち盛りの子どもたちにとって、食事が幸福の源泉になることをぜひ知ってもらいたいと願っています。