今日は夏らしい?ニュースを一つ。
朝日新聞より。
脱「1校1プール」の波 進む老朽化、改修より安上がり:朝日新聞デジタル
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題名だけを見て、「プールの老朽化が進んだ」ことは分かったのですが、何が「改修より安上がり」なのだろう?と、疑問を感じたこの記事。
読んでみると、プールの授業自体を外部委託する事例が掲載されていました。
プールの回収に必要なコストは約1億で、外部委託費は約1千万円とこの事例には書かれています。10年でトントン?とも思ったのですがプールには維持費がかかりますので、それも含めると外部委託のほうが安上がりだそうです。
昨日たまたま参加した会で建設会社の方がいらっしゃったのでお聞きしたのですが、最近はプール改修の案件は確かに多いそうです。ただ、建築コストが上昇しているだけでなく、人材も極端に不足していて、工事がままならないとのこと。20分くらい立ち話をしたのですが、それを聞くだけでも建築業界はかなり深刻な状況になっていることがよく分かりました。
プールの調達については「他校と合同で使う」というケースもあり得るはず。
この記事でもそのような事例の掲載がありましたが、移動時間を含め効率的とはなかなかいかないようです。
本件は公立校の話ですが、私学においても、学校に占める施設関連費用は決して小さくありません。
私自身、別の学校同士が施設を共用するようなケースがあっても良いのでは、と思っています。
もちろん、施設自体も学校の特色の一つですから、自らに合わない施設を利用することが必ずしも良いわけではないでしょう。
が、建替えや改修、維持のコストを考えた場合に、融通し合える施設設備があってもよいのではないか、ましてや少子化が進む中で選択肢として加えても良いのではないか、という想いが私の中にはあります。
それぞれが強みを活かしあい、連携し合える関係性が学校業界全体に広がればと願っています。
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