寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

首都圏小中校の水泳授業 校外屋内施設 活用広がる

水泳の授業、貴校園ではどうされていますか。

都心ではプールの確保も難しいケースが多いと思いますが、

こんな動きが広がっているそうです。

日経新聞より。

 

www.nikkei.com

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首都圏で小中学校の水泳授業を校内ではなく、外部の屋内プールで行う動きが広がっている。東京都の多摩、日野、清瀬市が2021年度から開始、実施校を拡大する動きも相次ぐ。老朽化したプールの全面改修よりコストを減らすだけでなく、児童・生徒の熱中症を防ぎ、プールの管理などに追われる教員の負担を減らす狙いもある。

 

弊社が関わる私学でも、プールの存在が売りになっている

法人さんはいくつかあるのですが、その事例が物語っているとおり、

プールが存在すること自体が学校の魅力のひとつになり得ます。

 

一方で、プールは学校施設の中でもコストがかかるもののひとつです。

これもまた弊社のクライアントで、プール施設の更新について

投資回収のシミュレーションを行ってみたところ、

とても採算が取れず、数年内にプールを廃止することを

決められた法人さんもあります。

相当程度の収入がないと、プールの維持は難しいものなのです。

 

今回の記事では民間施設の活用事例が紹介されていますが、

コストのことに加えて、熱中症対策、そして教員の負担軽減にも

プラスの効果があることが分かります。

今後に向けて、学校所有のプールがどんなふうに推移していくのか、

注視してみたいと思います。

そして、貴校園がプールをお持ちであればぜひとも、

お持ちでなくてもこの機会に、

一度考えてみていただければと思います。

 

(文責:吉田) 

www.ysmc.co.jp