仕事力を成長させるためには、経験値も大切ですが、
それを活かすための基礎力も大切。
その基礎力は意外と早いうちにピークを迎えているようです。
日経新聞より。
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ビジネスの知識や仕事を進める上でのコミュニケーション力などを問うビジネス基礎力テストの平均点が20代後半で最も高く、加齢に従って低くなるという調査結果を、人材育成支援を手掛ける民間企業がまとめた。体系的にビジネススキルを学ぶ機会が近年増えている上、ベテラン社員は新人時代の総合的な研修内容を忘れている可能性があるという。
この調査は、2016~19年に某企業のビジネス基礎スキルのテストを受けた
約5万5千人の結果をまとめたものです。
100点満点のテスト結果(平均点)を
年代別に見ると以下の通りとなっています。
- 24歳以下…52.3点
- 20代後半…54.8点と2.5点
- 30代前半…54.2点
- 以降、加齢に従って低下
- 50歳以上…47.8点
なるほど、このスコアからは30代以降は基礎力が落ちていっている様子が
見て取れます。
40代後半の自分自身はどうだろうか、
と少し不安にもなってしまいました。
ちなみにこのテスト、
「ビジネス知識」「仕事の計画力・進め方」「コミュニケーション力」「思考力」
の4分野から作られています。
ビジネス基礎力として位置づけられるのがこの4つ、
ということも言えそうです。
さて学校関係者の皆様、ビジネス基礎力に自信はおありでしょうか。
教育業界では教科研究や教育技術等に関する研修はあっても、
ビジネス基礎力の研修はそれほど多くないかもしれません。
しかしながら、大人同士の関係性において
ビジネス基礎力を侮ることはできません。
この機会にふりかえってみるのもひとつかもしれませんね。
(文責:吉田)