平日1回配信される「文部科学省新着情報メール」。
「平成25年12月4日(水曜日)新着情報」として、こんなのが届きました。
8月に開催された会議の議事録が12月にアップされたの??
と、驚きを禁じ得ませんが、それはさておくとしまして。
この審議会、まだ2回しか開催されていませんので
議論が深まっているとは言い難いのですが、それでも
この第2回には現地視察を踏まえた意見交換がなされており、
その意見のいくつかから学校施設整備に関する気づきを得ることはできます。
例えば、チャイムのこと。
これは小中一貫校だけでなく、中高一貫校でも時折話題に上ります。
45分、50分、90分…いろいろな区切りでのチャイムの鳴らし方について、
あるいはチャイムを鳴らすべきなのかどうなのかについても、
各校の考えがそれぞれにあるのは当然でしょう。
それから、職員室のこと。
これも学校であればそのあり方が一度は議論に上ったことがあると思います。
個人的には先生方の情報共有の場として機能するのがよいのでは、と思っていますが、
準備室や分掌部屋、あるいは教室にとどまる先生もたくさんいらっしゃるようで、
そのことがかえって児童生徒との距離が近くなる、というメリットも。
これまた学校ごとに方針を明確化してそれに合わせた施設整備を行うことこそが
重要なのだろうと思わされます。
そして今回の情報源から私が気づかされたのは保健室の意義。
自分が子供のころは、けがをした時の応急処置室として、あるいは
怖い保健の先生に呼び出される場所として(笑)のみ機能したように感じていましたが、
心のケアを担う重要な役割を果たす場所であることを念頭に置いて、
施設を考察しなければならないことが改めて理解できました。
施設整備の基本的な考え方というのは学校によって異なるのだろうと思います。
そして、それがどうやって決せられるかといえば、やはり
教育内容、教育課程次第である
と言えるのではないでしょうか。
御校の教育内容の特色は何ですか?
それを実現できる施設とはどんなものですか?
単に古くなったから、使い勝手が悪いから、という理由だけでなく、
ぜひともこの順序で施設整備をお考えいただきたいと願っております。
(文責:吉田)
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