またもやランキング?!とは思ったのですが、少し興味を引かれて記事を読んでしまいました。
今日は「人材の育成力ランキング」について採り上げます。
それにしてもいろんなランキングがあるものですね…
まずはネット記事の文章の短さに驚いた私。
もうちょっとコメントがあってもいいのに…これでは情報が少なすぎるから原文読まなくちゃ…
などと思ってしまい、原典を当たってみると、ちゃんと見つかりました。こちらです↓
あ、全文英語なんですね…
さすがにこれを短時間で読み込むのは私の英語力ではとても無理です。
というわけで、「Japan」のページだけ、それも「Education」の括りを中心に目を通しました。
調査対象122か国のうち、日本の教育分野にかかる育成力は28位。
実はこの調査、教育以外に健康、労働力、育成環境を含めた4分野の調査がなされていて、日本は教育以外の分野では10~13位とかなり上位。これらと比べると教育のランキングはかなり低めであったことが分かります。
そして教育分野の中でも
「Access(教育を受ける機会、というニュアンスだと考えられます)」「Quality(教育の質)」「Attainment(教育の達成度・成果、ということでしょうか)」の3つのジャンルで質問が構成されているようで、これらの項目別に見て行くと、どうやら「Access」は相対的に高評価、逆に「Quality」の評価が低くなっているようです。
順位が低い項目は
・Education gender gap(74位)
・Internet access in schools(33位)
・Quality of the education system(41位)
・Quality of management schools(75位)
・Primary education attainment (34位)
といったところです。
特に「性差」「マネジメントスクール」といったところが大きな課題のようです。
ちなみに日経新聞の記事に戻ると、この調査は
『それぞれの国がどれだけ健康で教養のある人材を育成できるかを示す「人的資本指数」』
を調べたものであると解説しています。
4分野総合の世界一はスイス、2位はフィンランド、3位はアジア最高位でもあるシンガポール。
何でもかんでもランキングでというのはあまり好きではありませんが、日本の現状を分かりやすく示しているという点で、ひとネタ提供させていただきました。
ご興味のある方、そして英語力のある方、ぜひ全文を読んでみてください。
(文責:吉田)