総務省は3月8日、
「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業成果発表会
「教育の情報化」フォーラムを開催しました。
事業者成果発表資料は以下からダウンロードできます。
これらの事業者発表の中ではさまざまな取り組みが紹介されています。
この中で、個人的に気になった発表は
「難聴児を対象とした、クラウド・ITを活用したプログラミング教育実習」です。
こちらの発表資料の中では、IT人材の不足を難聴児を対象とすることで
すべての人に創る力を与えることを狙いとするとされていました。
難聴児を対象とした理由は
①海外で難聴児のプログラマーの事例がある
②集中力があり、プログラミングの作業に向く
といった長所や事例を活かす形で対象とされています。
特にこの発表資料が良いと感じた点は、
実施に至るまでの教材研究や準備ももちろんのこと、
実習の実施後の成果やアンケートだけに限らず、実習実施後の課題抽出が明確で、
次回に向けた対策までしっかりとまとまっているところです。
先ほどご案内した発表資料のダウンロードサイトでは、
全部で28事業者の発表がご覧いただけます。
学習指導要領の改訂により、プログラミング教育が必修となりました。
2020年度のプログラミング教育完全実施に向けて、
2018年度は、小中学校で学習指導要領の移行措置が始まります。
さまざまな取り組みが紹介されていますので
ご参考にされてみてはいかがでしょうか。
(文責:長森)