本日は就職活動の際の費用に関する統計をご紹介します。
日本経済新聞より。
学生の就活費用、平均15万1326円に減少 2015年卒 :日本経済新聞
自分の就職活動をふりかえってみて、一番お金がかかったのは交通費と宿泊費。
住んでいる地域とは異なる地域で就職しようとすると、どうしてもこの2つがかさんでしまうことが多いように思います。
事実、今回の調査で、就活費用が前年よりも減少した主な要因は交通費の減少である、と記事にも書かれています。
調査を行った人材サービス会社は「会場に足を運ばなくてもインターネットで会社説明会に参加できる企業が多くなった。景気回復で、企業による交通費の補助も増えている」と説明していますが、就職希望者からするとこれは非常に有り難いことですよね。
具体的な数字は以下の通りです。
・2015年卒の学生の就職活動費用:平均151,326円(前年比5,687円減)
・うち交通費:69,706円(同約4,000円減)
・〃 宿泊費:8,324円(同約3,000円減)
・〃 リクルートスーツ代:41,674円(前年比減)
・就活関連の書籍・新聞代:8,214円(前年比減)
・就活講座の受講費:6,697円(前年比71%増)
講座の受講費が伸びている…んですね。
本音を言えば、書籍や新聞をはじめとした情報源を活用して、自ら情報収集しそれらを評価・批判する力を養うのも就職活動期の重要なテーマであるような気もするので、講座の受講を安易に歓迎したくないところではあります。
ただその一方で、大学をはじめとする学校サイドの就活支援として、今回の統計を活用する余地は十分ありそうです。
各校とも様々な就活支援を行っていらっしゃることとは思いますが、社会が求める学生像を意識しながら、御校ならではの活動で人を育てていただきたいと願っております。