今日は学習塾の動きについて採り上げてみたいと思います。
(会員限定記事となっております。ご容赦ください)
この記事のポイントは「オンライン学習」「無料」という点でしょうか。
まず、オンライン学習の方法ですが、最近話題になっているタブレット端末を利用することを想定しているようです。
記事によれば、
「会員登録するだけで、まずは小学3年生向けの国語と算数が学べるようになる。
単元ごとに標準レベルの問題をクイズ形式で出題していく」
と書かれていますが、今後科目や対応学年も拡大予定とのこと。
どんな出題があるのかは分かりませんが、事業主体が学研さんですから、そのあたりのデータはたくさんお持ちなのかもしれませんね。
そして、気になる「無料」提供の実現方法。
これは広告収入で費用を賄うことを想定し、サービス提供対象からは費用を徴収しない、ということのようです。
記事には
「協賛した企業についてはその企業に関する問題文を出題できる」
と書かれているのですが、この部分だけ読むと
企業寄りの問題ばかりになると、本来の学力とは違った方向に行かないのかな…?
と少し気になります。問題文を見ていないので何とも言えませんが。
いずれにしても、学習塾は社会情勢や顧客ニーズを拾い上げ、サービス展開する力に長けていますから、学習塾の行動から学べることはたくさんあるように思います。
ちなみにこの記事では、ベネッセさんや栄光さんが4月からタブレット学習の導入を本格的に始めるという点にも言及されています。
どんなツールを使って、どのように学習効率を上げていくのか。
学習塾だけではなく、学校においても十分な検討が必要なテーマだと感じます。
(文責:吉田)