コロナ禍でますます深刻になっている、オンラインでのいじめ。
先日の痛ましい事件を踏まえての記事です。
日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
学校現場で学習用の端末を使ったいじめを防ぐ対策が急務となっている。自殺した東京都町田市立小6年の女子児童(当時12)は、学校が配ったタブレット端末のチャット機能で悪口を送信される被害に遭っていたとされる。専門家は「同様の事態は全国の学校で起こる可能性がある」として、チャットなどによるトラブル防止を徹底するよう求める。
記憶に新しい事件ですが、この児童が通っていた学校は
「GIGAスクール構想」の先進校とのことで、
タブレット端末が国策より早く配布されたそうです。
一方で、チャット機能は授業での活用を想定していなかったため、
規制をかけていなかったとのこと。
チャットは通常、当事者同士でしか閲覧できませんが、
同校では誰でものぞき見することができたといいます。
チャットというのは便利なものでもありますので、
やはり使い方の工夫は必須ということになるのでしょう。
おそらく、この機能を活用している校園も少なからずあると思います。
この記事には管理法の工夫が載っておりますのでご紹介します。
・東京都世田谷区…チャットのグループ作成権限を教員だけに与え、必ず教員がグループに入るよう徹底。書き込まれた内容を削除できない設定にし、トラブルが起きた際に一連のやり取りを追うことができる。
・金沢市…授業以外の時間帯にチャットを利用できない仕組みを導入。
おそらく貴校園でもすでにいろいろな工夫をされていることと思います。
が、表に出てきにくいオンラインのいじめについて、
起こりうるものだという意識で事に当たることが必要だとも思います。
痛ましい事故が二度と起きないことを願うばかりです。
(文責:吉田)