本日は新卒者の求人に関する情報をお届けします。
厚生労働省HPより。
平成27年度「高校・中学新卒者の求人・求職状況」取りまとめ |報道発表資料|厚生労働省
平成28年3月に高校や中学を卒業する生徒について、平成27年7月末現在の求人・求職状況を取りまとめたものです。
なお、この調査の対象となっているのは学校や公共職業安定所からの職業紹介を希望した生徒です。
HPに掲載された概要が以下の通りです。
【高校新卒者】
○ 求人数 約 28万6千人で、前年同期比 19.9%の増
○ 求職者数 約 18万6千人で、同 0.2%の減
○ 求人倍率 1.54倍で、同 0.26ポイントの増【中学新卒者】
○ 求人数 778人で、前年同期比 47.9%の増
○ 求職者数 1,067人で、同 16.0%の減
○ 求人倍率 0.73倍で、同0.32ポイントの増
いずれも求人が増えている一方で求職者数が減り、求人倍率は大きく上昇しています。
生徒サイドからすると、これまでに比べて選択肢が増えているのは喜ばしいことですが、それでも中学と高校のそれぞれの求人数を比較するとその差は歴然で、現在の義務教育は中学までとは言え、高校卒業、あるいは大学卒業のほうがその存在感が大きいことがこういったことからも推し量られるような気がします。
価値観が多様化している一方で、進路開拓はむしろ固定観念が強まっているような気がして、少し残念でもあるのですが。
と、少々横道にそれましたが、就職に関する環境はかなり改善していることは間違いないのでしょう。
ちなみに、上記記事と直接関連はありませんが、厚生労働省HPを見たついでに、このニュースもご紹介しておきます。
平成27年 民間主要企業夏季一時金妥結状況を公表します |報道発表資料|厚生労働省
参考までに、結果の概要を引用しておきます。
【集計対象】
資本金10億円以上かつ従業員1,000人以上の労働組合のある企業のうち、妥結額を把握できた375社。
【集計結果のポイント】
○ 平均妥結額は832,292円で、前年に比べ31,639円(3.95%)の増。
対前年比は3年連続のプラス。○ 平均要求額は、把握できた284社でみると887,490円で、前年に比べ33,930円の増。
この調査結果は大企業のものですが、中小企業も含め、賞与支給額は上昇傾向にあるようです。
ご参考になれば幸いです。