本日は教育業界の周辺サービスについての記事をお届けします。
日本経済新聞より。
子供送迎サービス急成長 学校から塾、タクシーで :日本経済新聞
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送迎サービス、というのは想像できましたが、手段が「タクシー」とは驚きました。
広がっているのは首都圏でのこと。
タクシー業界からすれば、ビジネス需要が減ってきたことを受けての新規開拓、という位置づけではじめたようですが、今や利用が増え、あるタクシー会社では1,000件の依頼に対して運行は600件と、ニーズのすべてには対応しきれていないそうです。
あくまでも子供が乗客、ということから、それに合わせたサービス提供がなされているようで、記事には以下のような特徴が例示されています。
・子供向けタクシーの専任運転手の育成
・女性運転手による運行
・目を引く塗装の専用車両
・IC乗車券や後日の精算に対応
・低額の料金設定
きめ細かいサービス提供があってこその市場成長、なのかもしれませんね。
安全に対する意識が日ごとに高まるような現代、そのニーズをうまく取り込んだ好例と言えるでしょう。
私学においても、カリキュラムや教育内容といったサービス本体はもちろんですが、その周辺にあるサービス内容を考察することが、新たな特色を生む可能性は十分にあります。
組織に属するひとりひとりが、役割や立場を踏まえ、また時にはその役割を超えて、自分には何ができるだろうと考えることが学校の未来をつくる…そんな気がしてなりません。