寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

世界に広げよう 教育の輪

今回は、直接教育に関係するものではないのですが、

偶然見つけたとてもいいお話をご紹介したいと思います。


皆さんは、こちらのニュースをご存知でしょうか?

■駅員が苦戦、電車押す輪自然に…救出の8分間

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130730-567-OYT1T01498.html

これに関連して…

■「日本、また世界驚かせた」電車押し救出を絶賛

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130726-567-OYT1T00376.html


さいたま市で起こった、事故、とまではいかないかもしれませんが、

電車とホームの間に落ちてしまった女性の救出劇です。

テレビのニュースでは見たことがないのですが、

インターネットのニュースでは関連するものも含めて、

未だに記事になっているようです。

特に、世界中で絶賛されているという記事の方を読んだ時は、

思わずうるうる…としそうになりました。


 「とっさにこのような行動ができる日本人は、

  どのような教育を受けているのか」

という言葉がありました。

私達は、親や学校から人の救出方法を学んだことはありません。

どこかでそんな方法を目にしたり聞いたりして、

何となく頭の片隅に残っているかもしれませんが、

実際に目の前で起こったとしたら、それができるでしょうか。

それでも、自分にできることがあるならば、

このニュースで紹介されているようなとっさの行動ができる日本人は、

おそらく大勢いると思います。


なぜでしょう?

私は正直に言うと、答えられません。

「何となく…」としか…。


またしても無い知恵を振り絞って考えてみると、

やはり親や祖父母からの教え、幼稚園や学校での教え、

社会に出てからの教え、

これらが一人一人の身についているからではないでしょうか、

すごく漠然としていますが…。

でも、やはり『教育』って大事だなと思いました。


教育は、「受ける」だけではなく「する」ことも重要です。

私は未だに、社会人になった時に教育係だった先輩から言われた

教えを守っています。

 ・仕事に「面倒くさい」はない

 ・上司がやったことでも確認しろ。「失礼」とかはない。

  間違うほうがダメなのだから。

  (この“ダメ”は上司のことではなく、

   間違うことがダメという意味です)

以前も会計事務所に勤めていたのですが、

会計事務所は、間違った数字でお客様の決算申告をしてはいけません。

「上司が電卓をおいた数字だとしても、

 計算間違いをしているかもしれないから、

 失礼とか思わずに確認(再計算)しろ」と。


また、仕事をしていて心では「面倒くさい」と思うことはありますが、

口にはしないようにしています。

仕事を依頼する時などに「面倒くさいかもしれないけど」などと

わかりやすく伝えるためにこの言葉を使うことはありますが、

自分がする仕事に対しては言いません。

まだ新人で若くて素直だった頃、

いい言葉だと思ってそのまま私の心に留まりました。

言ったご本人は、

7・8年ほど前にお会いした時にその話をすると、

「そんなん言ったっけ?」と忘れていましたが(笑)


自分が経験したこういった『教育』も、

年齢に関係なく、周りの人々へ引き継いでゆくものだと思って、

日々を過ごしています。