寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

学校に対する評価

今日はブログのアップが遅くなってしまいました。

朝から何かとバタバタしてしまい…反省です。


昨日、ある学校法人さんにお邪魔しました。

大阪府下では有名かつ人気のある学校さんです。

その学校に伺って、思いがけず校長室に通され、圧倒されているところへ

校長先生からの第一声は


「ウチの学校、外から見るとどんな学校ですか?」


…えーと。

今更ですが、大阪にお住まいの方でこの学校のことを知らない方はほとんどいらっしゃらないと思いますよ。

それに、生徒さんは真面目で誠実な印象です。進学実績も十分だという印象ですし。


想定していなかったご質問に、もともと口が達者ではない私の乏しい語彙ではなかなか伝わりにくかったような…


「そうですか。中にいると、自分たちがどんな存在なのか、分からなくなってしまうんですよね」


そこではたと気付いた私。

そうですよね、当の本人ではよく分からないことが、きっとたくさんありますよね。

同僚のセミナーを受講した時に

「自分の顔を見つめる時間よりも、自分以外の特定の人の顔を見つめる時間のほうが数十倍長いことなんてざらにある」

という話を聞いて、ホンマにそうやなあ、と深く頷いていた自分を思い出しました。


近年、「学校評価」というものを実施し、結果を公表する、という動きが定着したようにも感じます。

事実、私が関わる学校さんでも、ちょうどこの時期に自己評価と第三者評価についてのまとめをすべく、

関係者各位が動いていらっしゃいます。


自分たちでは分からない、あるいは分かりにくいことを、

顧客としての生徒、保護者から見てもらう。

また、学外理事や評議員、あるいは我々のような専門家といった外部の視点から見てもらう。

そうやって、強みに気付き、あるいは課題に気付くことで、経営を、教育内容を、より良いものにしていく。

本来の学校評価というのは、そういうものなのではないかと思います。


せっかくの学校評価であれば、

・経営改善につながるような設問の設計を行う

・本音を引き出せるような言葉の選び方、質問の仕方を工夫する

・個々の意見を丁寧に拾って、集計と分析を行う

・単なる公表資料としてでなく、「お客様の声」として日々の経営に活用する

といった視点で、しっかりと作り込み実施することが重要だと思います。


私もまだ十分に読み込めていませんが、文科省学校評価のページも引用しておきます↓

学校評価について:文部科学省

(文責:吉田)