寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

命のお守り

以前に勤務していた学校での出来事です。

 

ある先生が勤務時間中に突然意識を失い、倒れました。

まわりの職員が救急車を呼び、倒れた先生は病院へすぐに搬送され事なきを得ました。

 

脳梗塞の初期でしたが、幸いにも後遺症もなくしばらくの療養の後、

無事復帰されました。

 

 

救急隊員が到着した際

「この方の持病やアレルギーの情報を(学校として)お持ちですか?

もしくはご家族に確認できそうですか?」

と聞かれたそうです。

 

その当時は

学校として緊急連絡先の情報を持っておらず、また持病やアレルギーの情報も

不十分でしたので、満足のいく対応はできませんでした。

 

幸いにも特に持病やアレルギーがない方だったので

大事にはなりませんでした。

 

この出来事は、学校の危機管理が「児童・生徒」だけでなく、

先生や職員も含めて考えるきっかけとなりました。

 

その後、任意で緊急連絡先や既往症などの情報を

学校として管理し、万が一の時には活用する体制を整えました。

 

そして何かしら「緊急連絡先も含め、自分の持病やアレルギーの情報を

書き留めておく」便利なツールはないものかと漠然と考えるようになりました。

 

東日本大震災の後、「防災グッズ」としてある会社の商品を見つけました。

 

それが、「命のお守り」です。

 

www.asahishiko.co.jp

 

 

自分が意識を失っていたとしても、自分の情報(持病やアレルギーなど)が

筒に入れられており、しかも水に濡れても破けないという優れもの。

さらに、笛としても使えるので、万が一自分の存在を知らせることもできます。

 

防災グッズではありますが、生徒や先生にも応用が利くのではないかと

考えております。 

 

もちろん、この商品を使う(携行する)場合、個人情報の観点から

どうなのかということはありますが、

「学校の危機管理」という視点で考えていただくきっかけになればと思います。

 

 

(文責:竹内)